「ドッキー」という土器片のような形をしたクッキーがあります。と言っても鳩サブレーのような「鳩の形をしたお菓子」ではなく、一見本物の土器片と見間違えるくらいリアルなクッキーです。
「ドッキー」は弊誌にもよく寄稿してもらっているお菓子づくり考古学者のヤミラさんの発案で、すでに日本各地の博物館や考古館でワークショップが行われているのですが、その「ドッキー」の「ワークショップのワークショップ」に昨日、行ってきました。
土器の観察から始まる「ドッキー」作りのワークショップの何が良いかと言えば、考古学の魅力を一つも損なわずに入り口を増やして、文字通り「食べやすく」しているところなんだと思います。
子どもだって大人だって、やっぱりストレートに考古学を投げつけられたらどうしたって「お勉強」に思えちゃいますし、だからといって、ただただやわらかくすると考古学の魅力ってずいぶん目減りしちゃうし(考古学の魅力の一つは難解さだったり、説明のできないことだったりします)。それに入り口はなるべくたくさんあったほうが良いですしね。
子どもだって大人だって、やっぱりストレートに考古学を投げつけられたらどうしたって「お勉強」に思えちゃいますし、だからといって、ただただやわらかくすると考古学の魅力ってずいぶん目減りしちゃうし(考古学の魅力の一つは難解さだったり、説明のできないことだったりします)。それに入り口はなるべくたくさんあったほうが良いですしね。
その人気の「ドッキーワークショップ」のワークショップを行う側の博物館や考古館の方達向けのワークショップだから「ワークショップのワークショップ」なのです。
ヤミラはもちろん、参加している各地の博物館の学芸員さんたちの、こういう取り組みが、あたらしく縄文や考古の魅力に気づいたり、博物館と市民のつながりを作ったり、親子で考古を一緒に楽しんだりすることのきっかけになっていくんだろうなって「ワークショップのワークショップ」をみながら、土器を発掘するのだけが考古学じゃなくて、あたらしく考古学のファンを発掘することだって大切な「考古学」なんだろうなと、そんなことも考えました。
ヤミラはもちろん、参加している各地の博物館の学芸員さんたちの、こういう取り組みが、あたらしく縄文や考古の魅力に気づいたり、博物館と市民のつながりを作ったり、親子で考古を一緒に楽しんだりすることのきっかけになっていくんだろうなって「ワークショップのワークショップ」をみながら、土器を発掘するのだけが考古学じゃなくて、あたらしく考古学のファンを発掘することだって大切な「考古学」なんだろうなと、そんなことも考えました。
もしお近くの博物館で「ドッキーワークショップ」が行われることがあったら、ぜひ参加してみてください。興味深い上にクッキーが食べられますよ!
あと、一応言っておきますが、縄文ZINEも、そういう点では少なからず「発掘」しているという手応えはありますよ!