2016年12月29日木曜日

トーハク劇場

東京国立博物館=トーハクさんからお誘いいただき、トーハク劇場という考古館の展示室の中で行われる考古演劇を見学させていただきました。子ども向けのプログラムなのですが、とても面白かったです。
実際に役者さんが縄文人や弥生人や古墳時代人の風体でふらりと展示室にやってきて子どもたちや、見学のお客さんを巻き込みながら楽しく展示を説明していくという「劇」です。
参加の子どもたちは、最初照れたりしてなかなか盛り上がらないのですが、役者さんの手練手管で徐々に巻き込まれ、最後にはキャッキャっと楽しんでいました。
劇場の時代は縄文から古墳まで、1時間でざっと進んでいくのですが、結構盛りだくさんなのに飽きた子どもはいませんでした。
もし自分の子どもと考古を楽しみたい方はぜひ次回参加して見たらいかがでしょうか?
来年夏のトーハクキッズデーで再演するとのことです。

縄文ZINEはとくに子ども向けという訳ではないですし、わかりやすいことに懐疑的なのですが、色々とヒントをいただいたような気がします!
最後に弥生人と縄文人と記念撮影。

あと、ラスコー展にも行ってきました。
いやーこちらの石器人もなかなかどうして。




2016年12月16日金曜日

なんだこれは

とは火炎土器を初めてみた岡本太郎さんの言葉ですが、
先週末、國學院大学で行われた火炎土器を中心とした
フォーラムを聞きに言ってきました。
どのスピーカーのお話もすごく面白かった。
「なんだこれは」をいきなりひっくり返すようなお話があったり
沖縄のかっこいい蝶形骨角器があったり
文様デザインを淡々と解説したり…などなど

誰でも入れる國學院大学の博物館では
2/5まで新潟から国宝やら重文の火炎土器がやってきているので
ぜひ見に行ったらいいと思います。
本物はやっぱりすごい。

1点火炎土器の変わり種がやってきてます。
この時代のこの地域では三角形土版という
三角形の焼き物がたくさん出ているんですが
その三角形土版が火炎土器にくっついています。
これ、文様のルールが厳しめの火炎土器の中では
かなり変わったタイプじゃないですか?!

三角形土版




2016年11月8日火曜日

メディア掲載情報2016.11.08

メディア掲載情報

2016.09.14 Kekoon マイナビウエディング
「縄文人は結婚していたのか?」縄文時代を愛する男がたどる「1万年の足跡」

2016.05.27 どぐぽた
縄文ZINE3号の配布が始まったので、編集部に話を聞きに行ってきた。

2016.02.22 roomie
フリーペーパー「縄文ZINE」の編集部に行ってきたよ

2016.02.16 excite Bit コネタ
縄文時代好きが高じてフリーペーパーを作った望月さん、火炎土器に夢中


過去のメディア登場・掲載情報

2016.11.1 JFN系列 simple style オヒルノオト
2016.10.30 NACK5 カメレオンパーティー 電話出演
2016.07.14 新潟総合テレビ 県内ニュース
2016.06 スタジオアルタTV 藤岡みなみのゆったり旅 縄文ZINEコラボ
2016.05.05 文化放送 くにまるジャパン『おもしろ人間国宝』
2016.04.04〜 JFN系列 リミックスZ 前編
2016.04.11〜 JFN系列 リミックスZ 前編
2016.03.19 BAY FM 金つぶ
2016.03.08 かんさい情報ネットten
2016.01.11 TOKYO FM クロノス『クロノス+PLUS』
2016.01.18 大阪朝日放送 おはようコールABC
2015.12.22 文化放送 福井謙二グッモニ『エンタメ今のうち』



ツイッターまとめ


過去のイベント情報

2016.11.20 student freepaper forum 2016 Discover the oneコーナー
2016.09.03-18 全国フリーペーパー展in都城
2016.08.13 吉祥寺パルコブックセンター考古検定過去問題集発売記念イベント
2016.07.30 西会津芸術村縄文ミニトーク
2016.07.18 ネスパス新潟 苗場山麓ジオパークイベント
2016.06.23 バンクギャラリーJOMO-T展
2016.03.12 KIITO オンリーフリーペーパーfive years 100BEST free papers
2015.10.11 どぐぽた縄文トークイベント ゲスト出演

2016年10月27日木曜日

ラジオに出演します。

あまり、ラジオを聞かない人は知らないかもしれませんが、
実は今、ラジオに革命が起きています。

「radikoタイムフリー」
http://radiko.jp/#!/timeshift

なんと、過去一週間以内なら、どの番組でもradikoの音質で聴けるのです。
(エリアフリーではない。3時間以上連続では聞けない)
これさえあれば深夜の最低の番組をお昼に聞いたりできるのです。
はっきり言って、稲作伝来以来の革命です。


で、
ラジオ出演情報です。

10月30日日曜日、
NACK5「カメレオンパーティー」
お昼の番組で、5分くらいですが電話で出演します。


11月1日火曜日、
JFN系列のお昼の番組
「simple style オヒルノオト」にも出演します。
こちらは東京や大阪などでは残念ながら聞けず、、
青森・秋田・山形・福島・栃木・長野・富山・石川・福井・岐阜・三重・山陰・岡山・山口・香川・徳島・高知・佐賀・長崎・宮崎・広島
こちらの県で聞けます。(時間は放送局により異なります)

ぜひradikoでもオンタイムでも聴いてもらえると嬉しいです。

2016年10月21日金曜日

北の縄文道民会議


縄文ZINE4号にも広告を載せていただいている「北の縄文道民会議」ですが、
あの小さい広告だけでは何のこっちゃわからない方もいたかもしれないので
ここで補足です。

現在、北海道と青森、秋田、岩手の4道県の18の縄文遺跡群は
世界遺産の候補となっています。
「北海道・北東北を中心とする縄文遺跡群」というくくりです。

世界遺産になるにはいくつかのステップがあって、
簡単に説明すると、
(1)ユネスコの暫定リストに載る
(2)日本政府からユネスコに推薦する
(3)現地調査を経て、審議・登録
(ざっくりとですが、間違ってたら指摘してください)

そして現状は、2009年に「北海道・北東北を中心とする縄文遺跡群」として
(1)のユネスコの暫定リストに載ってから
残念ながら(2)の国の推薦とはなることができないでいます。

なぜ選ばれないかは、多分色々な要因などがあると思うので
はっきりとしたことはなかなか言えないのですが
(次号縄文ZINE5号ではその辺の話も少しできればいいなと思っています)
一つには市民レベルでの盛り上がりが足りないんじゃないか?ということもあります。

「北の縄文道民会議」は北海道を中心にした市民の団体で
北海道の縄文文化の魅力をアピールするイベントや、様々な発信で、
世界遺産登録に向けて道民みんなで盛り上がろう! 
ということを目的にしています。


http://www.jomon-do.org


ということで決して怪しい団体ではありません。
もっと簡単に言いますと、
縄文好きの北海道のおじさんたちが「エイエイオー」と
縄文を盛り上げている団体。
と言ってよいでしょう。
もしご興味があればホームページなどのぞいてみてください。
北海道に住んでいなくても会員にはなれますよ!

2016年10月15日土曜日

とろエンナーレ2016

普段、弥生のことをディスりがちな縄文ZINEですが、本当は弥生のこと、そんなに嫌いじゃありません。あれは完全にプロレスです。(たまにガチで文句言ってる時もありますが…)何しろその証拠に、配布先に大阪の弥生博物館と静岡の登呂博物館がありますし、4号にいたっては登呂博物館から広告も出してもらっています。それより本当の敵はヤマ…おっと誰か来たようだ。



登呂博物館では現在、特別展「弥生×登呂」が行われていて、そちらも興味深いのですが、会期中に、「とろエンナーレ2016」というアートイベントが行われるようです。
http://toroennale.net/index.html
なんだか面白そうです。11/12〜11/27です。


2016年10月12日水曜日

今回こそ怒られるかも…縄文ZINE

縄文ZINE4号、今のところ各地で好評のようです。問い合わせや配布要請の相談が毎日のようにあり、さらには大学などの教育機関からも何件か問い合わせをいただいています。前回土偶のおっぱい記事を載せたので、バランスをとるために今回はちんぽこネタが多くなっているのですが、連絡いただいた各施設や教育機関の皆様…、正気ですか?
そうでなくても、実は縄文と名をつけた雑誌でアイヌを特集することって、実はなかなか、なかなかのことなんです。それこそ、「正気ですか?」と言われるような。
そこまで深く考えず、前号の次号予告で「アイヌに会いに♥」と、語感の良さで決めたタイトルを載っけてしまったわけですが、実際に取材をしたり、資料を読んだりしているうちに思ったことは、縄文ZINEでアイヌを特集することは何ら間違っていない、という確信でした。縄文とアイヌが同じとは全く思いませんが、そこに「流れ」のようなものが見えたからです。それは、アイヌだけではなく、僕たち(和人)のストーリーでもあるなと。
まあ、ページも少なく、概説に幅をとってしまい、そのうえ下手くそな原稿ですから、どれだけ言いたいことが書けたかはわかりませんが…。
もし縄文ZINEを町で見かけたら読んでみてください。マジで結構大変だったんですよ!


2016年10月3日月曜日

ネタ切れなのはどっちだ!

縄文ZINE4号が配布されそろそろ2週間、読んでいただいた方ありがとうございます。楽しんでいただけたでしょうか? ご感想などありましたらメールしてください。それかツイッターなどのSNSでつぶやいていただけたらこちらとしては宣伝にもなるようです。(最近ツイッターの使い方が少しだけわかってきました。マジ、リツイートして拡散します)

縄文ZINEの感想と共によく質問されるのは、「なんでこんなの作ったの?」「採算はどうなってるの?」「ネタ切れしないの?」だいたいこの3つが多いようです。
「なんでこんなの作ったの?」はいろんなところで話してますが、友達が欲しかったからで、「採算」は誌面でも「再三」言ってますが、ただただ「散財」して、「解散」寸前だってことです。イエ。
で、「ネタ切れ」の件ですが、これは本当に声を大にして言いたい。よくよく周りを見てみてください。全てとは言いませんが今出ているほとんどの雑誌がネタ切れしていませんか? 縄文なんかよりはるかに間口を広く取った雑誌が、人気企画を数ヶ月から数年で使いまわしてないでしょうか? というより他のメディアも含めて世間全体がそんな感じじゃないでしょうか?
縄文時代は約1万年続いた時代です。弥生から現代までをざっくり2500年としたら4倍の長さがあります。それだけでもネタは豊富なのですが、縄文ZINEはさらにネタ切れしないシステムを取っているのでそう簡単にネタ切れはしません。はっきり言って、ネタ切れなのは世間の方ではないでしょうか。

だいたいネタ切れよりこっちは先に切れそうなものがもっとあるっつーの!
縄文の大ネタばかり特集しているのはいつまで続くかわからないからせいで、ネタがないからじゃないっつーの!


2016年9月26日月曜日

縄文ZINE4号絶賛配布中です。「金カム」ファンの皆さまへのメッセージ

9/20から縄文ZINE4号の配布が始まり、各地で配架していただいています。
今回は現在大人気のゴールデンカムイの野田さんのインタビューも載っていることもあり
無くなるのは少し早いかもしれません。

---
「金カム」ファンの皆さま、初めまして縄文ZINEと申します。
今号はアイヌを特集していますので野田さんにもお話をお聞きしました。
野田さんのお話は率直で興味深いのですが、他の記事もなかなか悪くないと思いますよ。
表紙の女の子なんて、僕の写真の腕がイマイチですが、
本人はリアルアシリパさんともいえる可愛さがありました。
アイヌと縄文時代を一緒くたにしているわけではありませんが、
もしよかったら縄文時代もどうですか。めちゃ楽しいですよ!
---

北海道と東京の一部はまだ少し配布が遅れています。
しばしお待ちくださいませ。申し訳ございません。
ちょっとづつ配布先を更新していますので、
思いついて取りに行こうと思ったらホームページをチェックしてみてください。


2016年9月14日水曜日

メディア掲載情報

メディア掲載情報

2016.09.14 Kekoon マイナビウエディング
「縄文人は結婚していたのか?」縄文時代を愛する男がたどる「1万年の足跡」

2016.05.27 どぐぽた
縄文ZINE3号の配布が始まったので、編集部に話を聞きに行ってきた。

2016.02.22 roomie
フリーペーパー「縄文ZINE」の編集部に行ってきたよ

2016.02.16 excite Bit コネタ
縄文時代好きが高じてフリーペーパーを作った望月さん、火炎土器に夢中



過去のメディア登場・掲載情報

2016.11.1 JFN系列 simple style オヒルノオト
2016.10.30 NACK5 カメレオンパーティー 電話出演
2016.07.14 新潟総合テレビ 県内ニュース
2016.06 スタジオアルタTV 藤岡みなみのゆったり旅 縄文ZINEコラボ
2016.05.05 文化放送 くにまるジャパン『おもしろ人間国宝』
2016.04.04〜 JFN系列 リミックスZ 前編
2016.04.11〜 JFN系列 リミックスZ 前編
2016.03.19 BAY FM 金つぶ
2016.03.08 かんさい情報ネットten
2016.01.11 TOKYO FM クロノス『クロノス+PLUS』
2016.01.18 大阪朝日放送 おはようコールABC
2015.12.22 文化放送 福井謙二グッモニ『エンタメ今のうち』



ツイッターまとめ



過去のイベント情報

2016.11.20 student freepaper forum 2016 Discover the oneコーナー
2016.09.03-18 全国フリーペーパー展in都城
2016.08.13 吉祥寺パルコブックセンター考古検定過去問題集発売記念イベント
2016.07.30 西会津芸術村縄文ミニトーク
2016.07.18 ネスパス新潟 苗場山麓ジオパークイベント
2016.06.23 バンクギャラリーJOMO-T展
2016.03.12 KIITO オンリーフリーペーパーfive years 100BEST free papers
2015.10.11 どぐぽた縄文トークイベント ゲスト出演

2016年9月9日金曜日

縄文ZINE4号

お待たせしました!9月20日頃から待望の縄文ZINE4号が全国で配布されます。
と言っても、お待たせしていたのかどうかはさだかではなく、待望というのも言い過ぎで、9月20日頃からといってもいっせいではなく、だいたい1,2週間のタイムラグがあるので、もし、ちょっと遠くに足を運ぶ場合は配布場所に連絡してみてください。配布場所は前号とほとんど変わりませんが、微増微減しているので、配布数日前にはホームページを更新して、このブログや、SNSでお知らせします。
4号の特集は前回の予告通り「アイヌに会いに」アイヌ特集です。アイヌと縄文はイコールではありませんが、是非読んでみてください。もちろんいつものあんな企画や、こんな漫画や、そんな絵描き歌やらぎっちり通り詰め込んでいるので、前号楽しかった方は今回も面白いかと思います。どうぞよろしくお願いします。
そして、面白かった場合は、各種SNSでなんか言ってくれると有り難いです。あと、大企業の広報部に勤めている友達や、社長令嬢の知り合いに積極的に薦めてみてくれると嬉しいです。




2016年9月5日月曜日

世界の中心で梱包作業手伝ってくださいと叫ぶけもの

9月20日頃に縄文ZINE4号が発行されます
前回面白かった人には今回も面白いはずです。
毎回なかなか苦労して作っているので、
読んだ方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。

出来上がったと言っても、
実はまだ大変な作業が残っています。
梱包作業です。
数の多い配布先には印刷から直接送るのですが
それ以外の配布先や各所への献本など
まあ大変なのです。

そこで、ボランティアで梱包作業をお願いできる方を募集します。
9月22日祝日の朝10時から19時くらいかけて作業しますので
1時間でも2時間でも北参道の縄文ZINE編集部に手伝いに来ませんか?
もちろんその場で、できたて刷りたての『縄文ZINE』を差し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。

行ける!という方はこちらまでご連絡ください!
info@jomonzine.com


2016年8月1日月曜日

西会津の縄文

週末に西会津に行ってきました。
土器焼きワークショップの合間にミニトークをお願いされたからの遠征でしたが
思った以上に面白い土器をいくつも展示してあり、かなり面白かったです。
場所は廃校を利用してのアートセンターでしたが、雰囲気が良かった。
ここでは縄文の企画も含めて色々な試みがされているようです。

東京からは車で4時間ほど、結構、山の中ですが、是非行ってみてください!

土器の写真を幾つか。
火焔土器に似た土器やS字を持った土器は火焔土器と焼町土器との関連が気になりますね。
どちらも中期ですが、年代測定はまだだそうです。

展示はこんな感じで3〜4クラス分


ずいぶんおしゃれな土器。洒落てるなあ

でかい、ただし、下部は創作です。

ぐりんぐりんに立体的な土器

あれ、この形は?

あれあれ、もしや。

このS字はもしや...




大木10?式もいました。


2016年7月29日金曜日

考古検定過去問題集

縄文ZINE編集部が編集協力をした、『考古検定過去問題集』が8/1から発売されます。
実はなかなか難しい問題が出て、ヒエーってなるのですが、
僕もこれ見て勉強します!
考古は知識がなくても面白いのですが、
知識が付くとさらにグッと面白くなる分野ですから
冷やかしでも考古検定を受けてみるのはどうでしょうか?

8月13日には吉祥寺のパルコブックセンターで
発売記念トークイベントやります。
古墳群から古墳にコーフン協会のお二人
縄文軍は僕だけ…。
今回も負け戦さか…。大和朝廷めェ

ちなみに『考古検定過去問題集』は『Quick Japan』と同じサイズです。
https://www.amazon.co.jp/考古検定過去問題集%E3%80%80新版-公益社団法人日本文化財保護協会/dp/4990785614/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1469782452&sr=8-2&keywords=考古検定過去問題集

http://www.n-bunkazaihogo.jp/koukokentei/

https://www.facebook.com/events/888588484620763/


2016年7月17日日曜日

縄文文化発信サポーターズ

縄文文化発信サポーターズという組織が発足されました。
この組織は、簡単にいうと世界的に見ても貴重な縄文文化を広く世界に向けて発信していこう、という理念の組織です。
発起人、呼びかけ人として、國學院大学名誉教授の小林達雄さん、新潟県長岡市の森市長さん、それに俳優の津川雅彦さんら、メンバーは縄文の遺跡があり趣旨に賛同する各市町村の首長さんが主になり、縄文にゆかりの文化人、経済人も名を連ねています。

7月12日、その設立総会に行ってきました。
なぜか縄文ZINEも縄文文化発信サポーターズに誘われ、なぜか文化人枠でリストに名前が載っています。
しかも行ってみたら一番前の席であまりの場違い感に終始恐縮する羽目になるのですが、開き直って、各地の首長さんたちと名刺交換をしまくってきました。

もちろん、この会に入らなくても、偉大な賢人(とその友人)がかつて「勝手に観光協会」なる組織を作っていたように、僕も勝手に縄文文化を発信しているわけですが、このような会に呼ばれることは素直に光栄だと思います。
偉そうなことを言わせてもらえば、縄文の界隈もなかなか懐が深い! だいたい権威ある人たちからしたら「縄文ZINE」なんて無視したっていいんですから。



火焔土器も置いてありました。

ややユートピア的な縄文イメージを小林先生にやんわりとたしなめられる津川さん。
ネクタイがかっこいい。さすが俳優さんです。


まさか松岡正剛さんとリストに並ぶとは…



苗場山麓ジオパークのイベント

7/18に表参道の新潟館ネスパスで
苗場山麓ジオパークのイベントがあります。
時間は13:30〜16:30まで。
少し固いテーマですが、ジオパーク・ジオツーリズムについてのシンポジウムもありますので、もしお時間がある方は覗いてみてください。
縄文ZINEでは、火焔土器の取材を通して苗場山麓ジオパークに触れ、このイベントの構成に協力しています。あとシンポジウムのパネラーとしても登壇しています。火焔土器のふるさとはこんなにダイナミックな地形だったんです!
もちろん無料ですし、新潟館ネスパスでは新潟県の特産品やお菓子などなど買い物が楽しい場所ですので何かのついでにでも来てみてください!
以下のリンクでイベント内容のチラシをweb閲覧、ダウンロードができます
https://indd.adobe.com/…/5d2736c0-2f7f-40d2-8657-34b59397c9…



2016年6月20日月曜日

webで読んでも縄文、ダウンロードして読んでも縄文

本当に要望の多かった縄文ZINE1号を
webで閲覧、ダウンロードできるようにしました。
もう1号はほとんどの配布場所には無いはずなので、
ホームページのサイドか下の方にある
「閲覧/ダウンロード」からページに飛んで、
表紙画像をクリックで、閲覧ページに移動します。
webで読んでも縄文、ダウンロードして読んでも縄文、
スマホで読んでももちろん縄文の、縄文ZINEをお楽しみください。
※なにぶんバックナンバーですので、
誌面中の情報、広告や募集については
過去のものもあります。ご理解ください。


2016年5月30日月曜日

笹山遺跡の一般向けの調査報告会

縄文ZINE2号で取材させていただいた笹山遺跡の一般向けの調査報告会が今週末から3回に分けて行われます。「土偶マイム」に「落語」に「演劇」と、自治体にゆるいことをやられたら縄文ZINEの存在意義が揺らぎますよ!2号に載せていただいたZガンンダムのようにかっこいい栃倉式土器も見れるんだと思います。そして十日町市博物館の阿部さんはイケメンです。

http://www.tokamachi-museum.jp/cgi…/cms_index_news/…/196.pdf

2016年5月20日金曜日

縄文ZINE3号発行です。

縄文ZINE3号の配置が始まりました。
と言っても配置先によっては1〜3週間くらいのタイムラグがあるかもしれませんが、だいたいはここ1週間くらいで各所に置かれるはずです。ぜひ見かけたら手に取ってみてください。
配布先も更新しています。2号の時とそれほど変わってはいませんが、だいたい15か所くらい増えて5か所ぐらい減っているので、一度ホームページの配置場所を確認してください。

今号はなんと、縄文時代を好きだと公言してはばからない勇気のある女性タレントの藤岡みなみさんが誌面に登場です。2号を読んでいただいた方にはわかると思うのですが、裏口入学的なアプローチが実った形です。
藤岡みなみさんのインタビューに加えて特集は「貝塚」。もう一度貝塚を考える機会になると嬉しいんです。
そして、こんなに少ないページ数なのに新企画がかなりあります。まずは「忙しい現代人のための土偶絵描き歌」縄文時代は文字がなかった時代、土器や土偶の文様はもしかしたら歌にして伝えていたんじゃないかという説を、いい感じにアレンジしています。そして、「連続縄文小説」連続小説はいつかやりたかったのですが、これもまた見切り発車です。「縄文・の・ようなもの」縄文時代を理解するには縄文時代だけ見ててもダメ!ということで外堀を埋めるような企画です。「ハードボイルド土器解説」縄文時代はまるでミステリー、ということでハードボイルドと相性がいいはず!という仮説のもとの企画。第1回は焼町土器の解説です。
前号から好評な企画も、単発企画も充実。恒例のパフューム漫画も健在。これだけ詰め込んでなんと0円。


2016年5月16日月曜日

JOMONISM 総会

2/27に表参道で行われる
NPO法人JOMONISMさんの
SOKAIというイベントに呼ばれ、
縄文ZINEについてお話しします。
なんとなくアウェー感がありますが、
面白くしたいとは思っています。
場合によってはプロレスをしたいと思います。
(比喩ですよ!本当にはやりません)
若干参加しづらいイベント名ですが
誰でも来ていいそうなので、
読者の方もぜひ応援に来てください!
会場で縄文ZINE3号も配りますよ。
http://jomonismevent.tumblr.com

2016年5月6日金曜日

おもしろ人間国宝

http://www.joqr.co.jp/japan/2016/05/post-4060.html

文化放送の「くにまるジャパン」のおもしろ人間国宝というコーナーに出てきました。
おもしろ人間国宝と認定されたようです。
国宝ナンバー255番です。

国宝160505.jpg

縄文ZINE3号現在編集作業中

今月の20日から縄文ZINE3号が各地で配置されます。
現在編集作業の最後の詰めを行っています。
プレミアリーグではレスター・シティーがミラクルな優勝。縄文ZINEもミラクルを起こしてプレミアで優勝したいものです。
いや、プレミアで優勝なんておこがましいことは言いません。そもそもジャンルも違いますしね。読者の小さな「へー」とか「苦笑」とか「ウケるんですけど」とか、「あれ、縄文って面白いかも」がちょっとでもいただけたら、弊誌としては大満足です。
しかし、ミラクルっていうのは起こるものなんですね。


2016年4月21日木曜日

プレゼントのあみだくじ

縄文ZINE2号のプレゼントの抽選をあみだくじで行いました
応募総数は30数名、多いのか少ないのかはわかりませんが
厳正なる抽選で決めさせていただきました。
当選の方には個別にメールを送らせていただきます。
次号もどうぞよろしくお願いいたします。


2016年3月30日水曜日

『リミックスZ』

ラジオ出演情報です。
山田五郎さんとしょこたんの『リミックスZ』に出てきました!
なんと2週に分けて放送されます!
タモリ倶楽部にほんのちょっと近づいた気がします。
JFN系列で全国で放送されますが、
各局で放送日と時間が違います。お近くの放送局の情報を
チェックしてみてください。
東京ではTOKYO FM(TOKYO FMが全国で放送日が一番遅い)
4月4日(月) 25:30~25:55
4月11日(月) 25:30~25:55
ネット局は3/30~全国各地で放送
<JFN系列21局ネット>
①FM青森(金)13時00分~13時30分
②FM岩手(土)26時00分~26時30分
③FM秋田(日)7時00分~7時30分
④ふくしまFM(火)20時30分~20時55分
⑤FM GUNMA(金)15時00分~15時30分
⑥RADIO BERRY(土)24時00分~24時30分
⑦TOKYO FM(月)25時30分~25時55分
⑧FM新潟(土)6時00分~6時30分
⑨FM長野(金)19時00分~19時30分
⑩FM福井(日)24時30分~25時00分
⑪FM石川(土)11時00分~11時30分
⑫FM岐阜(日)18時30分~18時55分
⑬FM山陰(月)20時00分~20時30分
⑭FM岡山(土)19時00分~19時30分
⑮広島FM(日)20時30分~21時00分
⑯FM香川(木)21時30分~21時55分
⑰FM徳島(日)24時30分~25時00分
⑱FM高知(日)24時30分~25時00分
⑲FM大分(金)19時30分~19時55分
⑳FM宮崎(土)28時30分~29時00分
㉑FM沖縄(土)24時30分~25時00分

2016年3月16日水曜日

縄文ZINEの配布先はじりじりと増え続け

縄文ZINEの配布先はじりじりと増え続け現在ホームページに載せているだけで231カ所。載せていない場所もあるので全体で約250カ所ほどになりました。その内訳は東京都内で約100カ所、残りを38都道府県と海外1か所にです。大変ありがたいことにその半数以上がお店や博物館から問い合わせをいただいて配布場所となってもらっています。フリーペーパーはそもそも売り物ではないので、いくら置いていただいても、いくら持っていいかれたとしても、直接的に配布先のお店の売り上げに貢献したりはしません。それどころか貴重な店内スペースを占拠するわけですから、ロクでもない言い方をすれば、居座り強盗みたいなものです。もちろん「縄文ZINE」目当てでお客さんが殺到するような状況になれば話は別で、多少なりとも売り上げや入場者数に貢献すると思うのですが…。
こうやって全国の多くの人に「縄文ZINE」を読んでいただけるのは配布先の皆様のおかげでもあります。いつも大変お世話になっております。
http://jomonzine.com/pg146.html

2016年3月15日火曜日

金つぶ出演

今週18日金曜日
bayFMの金つぶという番組に出演します。
19時から21時半までの番組ですが
縄文ZINEの出演は20時から40分くらいです。
もしお聞きできる方は是非聞いてください。
東京でもラジ子で聞けますよ!
千葉は貝塚天国ですからね!

2016年3月7日月曜日

縄文の雪解け

各地にドラゴンボールのように散っていった縄文ZINE2号ですが、場所によってはあっという間に無くなってしまったとの報告を受けています。かなり刷っているのでなかなか無くならないだろうとたかをくくっていましたが、そろそろ在庫が寂しくなってきました。
2号が発行されてだいたい一月と半分がたちました。その間いろいろなところで紹介していただき、縄文ZINEの認知度もグッと上がり、今では、「誰も知らない」から、「知っている人は知っている」フリーペーパーにまでステージが上がってきました。どちらも「知らない人は全く知らない」フリーペーパーであることは変わりはないのですが…。

そろそろ次号の取材やその下準備を始めています。昨日は浅間山のふもとにある「浅間縄文ミュージアム」に行ってきました。冬の間は信州や山梨、東北の少し山の中にある博物館などはなかなか入場者数は少ないようです。その分、縄文ZINEもまだ残っているようです。
そろそろ雪解けです。もし縄文に興味を持ったとしたら、少し足を伸ばして弊誌の置いてある博物館に行ってみてください。3000年、5000年前の本物は見たらマジでビビりますよ!

あくびしている土器。

2016年3月4日金曜日

縄文人おすすめの本「日本その日その日」


日本その日その日
エドワード.シルヴェスター・モース

言わずと知れた日本考古学の祖とも言われるエドワード・モースの日本旅行記だ。
もちろん大森貝塚の発見時や発掘時の記述はあるが、残念ながら全体の数パーセントほどだ。
もしかしたらあまり知られていないことかもしれないけど、モースは絵が上手い。この旅行記の特徴はモースによるスケッチが豊富だということだ。文庫版はだいぶ減らされていて、こちらも残念ではあるのだけどそれでもかなりの数だ。
モースは当時の日本を若干の上から目線ではあっても、ずいぶんと優しい目で、好意を持ってながめ、新鮮に驚いている。違う文化をのぞく時に重要なのは、どれだけその文化を好きになれるかだ。この本はそのことがよく分かる。

この本に収録されているわけではないけれど、モースによる大森貝塚の出土品の石版画は大変美しい。そのままポスターにして部屋に飾りたいほどだ。

縄文人おすすめの本「ヤノマミ」


ヤノマミ
国分 拓

ブラジルの奥地、アマゾン。そのアマゾンの先住民族の一つヤノマミ族に密着取材という名の150日の共同生活をNHKのディレクターが書き下ろした本。
もちろんNHKで番組にもなっている。放送当時はかなり話題にもなった。
一口に狩猟採取民と言っても千差万物だ。ある一つの民族を見て縄文時代と重ね合わせることは必ずしも正確ではないことは百も承知で、それでいて少しだけ縄文に重ね合わせてこの本を読んだ。
この本はある種の観察日誌とも言える。彼らの生態や風俗、恋愛観や宗教観。一つ一つを現代の日本人の目で、時に驚き、時に恐怖し、綴っている。
その中でも最も衝撃を受けたのはやはりこのことだ。新生児の生殺与奪権はそれを産んだ母親に委ねられているという風習には、怒りと悲しみと驚きが混ざり合い、本を読みながらその場から逃げ出したくなった。人間として生きることのできなかった新生児はシロアリの餌となり、そのシロアリの巣を彼らは燃やす。これを外から批判することは間違えなのかどうなのかさえ、一読者としては判断がつかなかった。ただ言えるのは現代の日本の基準が通用しない場所があるということだけは理解することができる。
文章は硬く、とっつきはよくないけど読みやすい。ジャングルの暗い森の中によく似合っている。
http://jomonzine.com/pg147.html

2016年3月3日木曜日

オンリーフリーペーパーのイベント

3/12に神戸の「KIITO」のフリーペーパーのイベントに
縄文zineも選んでもらい、展示配布します。
当日は見て楽しく、読んでぶっ飛びのドープなフリーペーパーが勢ぞろいです。
しかも「KIITO」はロケーションも最高。
お近くの方も、そうでない方も是非足を運んでみたら
新しい発見があるかもしれません。


と言っても実はもう既に「KIITO」さんには縄文zine、置いてもらっているんですけどね。
http://onlyfreepaper.com/news_20160222

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2016年3月1日火曜日

かんさい情報ネットten

かんさい情報ネットtenという関西の番組で「縄文ZINE」を紹介してくれるそうだ。
どのくらい紹介してくれるのかはわからないのですが、本屋さん特集の中で、こんなフリーペーパーがあるとの紹介らしいので、数秒くらいだと思いますが、わざわざ許可取りの連絡が来るくらいなのだから見切れる程度ではないでしょう。
残念ながら東京では見ることはできないのが残念ですが、
ご連絡してきてくれた番組の方が、「縄文ZINE」のことを「縄文ザイン」と言っていたのが気になります。

3月8日の放送です。
http://www.ytv.co.jp/ten/

2016年2月27日土曜日

道具と縄文時代

ホームページに縄文人立話を追加しました。
http://jomonzine.com/pg149.html


A:道具って大事だよね。
B:まあ大事だよね。
A:お前が思ってるより道具って大事だよね。
B:なんだよいきなり。道具が大事なのはちゃんとわかってるよ。石器とか土器とか、弓矢とか服とか、俺たちは道具にすげえ頼っているってことだろ。全然わかっているよ。
A:やっぱり全然わかってねえよ。
B:なんなんだよ!
A:お前は道具をわかってねえ。弥生かよ!
B:俺だって縄文人だよ! だから一体なんなんだ。
A:お前は道具の大事さをこれっぽっちもわかってねえんだよ! お前は道具だったらなんだっていいって思っているだろ、用を足せて上手く使えるんだったら十分だと思っているだろ。
B:え、違うのかよ、そこが一番重要だろ。
A:だから分かってねえって言ってるんだよ。機能性とか便利とかそういうのは関係ねえんだよ。
B:…禅問答みたいでわけわかんねえよ!
A:お前ベッキーの「卒論」ひでえと思ってるだろ。
B:思ってるよ。あれはひどいよ、バカにしすぎだよ。ってなんだよ急に。道具の大事さの話じゃねえのかよ。禅問答より支離滅裂だぞ。
A:ベッキーが悪くねえとか、ゲスのあいつがどうのとか言ってるんじゃないんだよ。あれは俺から見たらかわいそうだっていう話。
B:だから道具のことはどうなったんだよ! 土器とか石器とかどこ行っちゃったんだよ!
A:黙って聞けよ、卒業させないぞ。
B:卒論にかけても全然上手くもねえよ。
A:ドッキー大学
B:獨協大学みたいに言うな!
A:ははは、冗談、縄談。ベッキーがかわいそうだって言ったのはさ、あれって半分は道具のせいだと思うんだよ。
B:道具? 携帯電話?
A:そうじゃなくて、「LINE」っていう道具のことを言ってるの。
B:「LINE」は道具っていうよりアプリ…。
A:アプリだってなんだって何かをするための「ツール」に変わりがないだろ。俺が言いたいのはさ、あの「LINE」というツールを使って真面目な会話なんてできねえって言ってんだよ。あそこで真面目な会話をすればするほど滑稽だよ。
B:確かに、それはそうだな。
A:もちろん「LINE」というツールを使いなれているはずのベッキーもゲスもそんなことはわかっているから、あえて軽口をたたくし、変な揶揄もしょうもない冗談も「LINE」上ならなんとなくなんとかなって、最後には「スタンプ」を連打したら会話が成立しちゃう。
B:スタンプ連打って、会話、成立してる?
A:つまりは「LINE」のやり取りであれば「卒論」だって「センテンススプリング」だって、ある意味において正しいんだよ。軽口を言い合うツールで仲の良い男女が軽口を言い合っただけなんだよ。
B:「センテンススプリング」はどこに出してもスベってる気もするけど…。
A:まあ、別にベッキーのことが言いたいんじゃなくて、道具によって人の行動や気持ち、さらには性格まで変わっちゃうことがあるっていうことが言いたいんだよ!
B:えー、道具は結局のところ道具で、使う人次第なんじゃないか?
A:だからお前は弥生だって言うの。例えばすごく高くて自分に似合っていると思っているコムデギャルソンの服を着て街に出るとしたらどうだ。気分がいいし、いつもより自分に自信がでるだろ。逆にボロボロで自分でもイマイチ決まっていない服を着ている時は、なんか自信がないだろ。
B:それはまあ、確かに。
A:例えば最新の武器を持って狩りに行く時と、下手くそが作ったふにゃふにゃなこんにゃくみたいな弓矢を持って狩りに行く時はどうだ。最新の武器を持っていたら強くなった気がして獲物でてこいや!って感じで、ふにゃふにゃこんにゃくの時はできれば今日はこのまま誰にも出会わず帰りたいってずいぶん内気な感じだろ。
B:そりゃそうだよ。なんだよふにゃふにゃこんにゃくって。
A:ほら、道具によって自分の行動や気持ち、性格まで変わるだろ。道具を使う側が道具を支配しているっていうのがだいたいの間違いで、道具の特性や性格に、使う側が逆に左右されて、道具に自分自身を合わせたりしなきゃならないことがあるんだよ! 
B:うーん…。
A:オレたちの作る火炎式を始めとする装飾過多な土器たち、あれ、煮炊きに使ってたろ。
B:ああ、使ってた。すげえ使いづらい。
A:煮炊きに使うだけならあの装飾はいらねえだろ。でも機能にプラスにならない縄文を付けてマイナスにしかならない過剰な装飾を土器に施しているだろ。
B:疑問だな。
A:疑問じゃねえ! あの土器で煮炊きするっていうことは、高くてカッチョいい服を着て街に出るということで、最新の武器を持って狩りに出るということなんだよ! オレたち縄文人はわかっていたんだよ、道具の本当の大切さを。装具によって自分自身まで変わるっていうことを。だからさ、弥生土器みたいな機能一辺倒で何の装飾もない土器を嬉しそうに使ってるとさ、つまらねえ人間になっちまうんだよ。
B:おい! 口が悪すぎるよ! 弥生土器に装飾が少ないからって、つまらねえ人間はないだろ!
A:まあ確かに言いすぎた。道具は大切だっていうことが言いたかっただけだ。あとベッキーがかわいそうだっていうことも言いたかった。それから火炎式土器はコムデギャルソンと一緒だということも言いたかった。それと別に無印良品の悪口が言いたいわけではないということも言いたい。最近のほっこり男子には一言だけ言いたいことがある、それから…
B:長えよ!

2016年2月25日木曜日

次号は貝塚特集です。

縄文ZINE2号を各地に配布し始めてそろそろ約一ヶ月がたちました。みなさんのお手元にも縄文ZINEは届いたでしょうか? 編集部の方でもやっと一息という感じです。配布先は二百数十ヶ所、配送料もですが、梱包発送だけでもなかなか一苦労でした。この苦労の分だけいろんな人に届くのだ、と作業をさせていただきました。
今回は1号以上に刷り部数を増やしての配布でしたが、在庫は残り十パーセントほど。前号も約一月で無くなってしまい、増刷などをしましたが、今回は絶対に増刷はしません。

そろそろ次号のことも始めています。2号の最後にも次号予告として貝塚特集を予告していますが来月には取材をいくつか入れています。色々と貝塚について調べたりもしているのですが、日本は実は貝塚天国で海岸線は貝塚だらけです。海岸線と言っても今より海水面が少しだけ高かったので貝塚はちょっとだけ内陸に位置しているんですが。
今後の取材次第でどんなお話になるのかはわかりませんが、貝塚弱者の方から貝塚強者の方まで楽しめるような特集にしようと思っています。


2016年2月24日水曜日

Zガンダムと縄文ZINE2

縄文ZINE2号が全国で配布され始めています。もちろん未だ配布場所のない県も、配布部数の少ない地域もあると思いますので、津々浦々とは言えないことは重々承知しております。縄文ZINEとしてもなるべくなら手薄な地域をなくしたいと思っていますのでそのような地域のイカした拠点を誰かしら紹介していただけたら、優先的に配布させていただきます。(可能なら人がたくさん集まる場所がいいですが…)
今回の特集は「火炎土器」です。言わずと知れた縄文時代を代表する土器ですが、そこはもちろん縄文時代、これが何なのか何がどうなのか。謎な事とわかっている事とでいうと、7:3で謎の方が多いように思えます。
特集を読んでいただけるとわかるのですが、最後に火炎土器の次にその地域で現れた土器の写真を載せています。この写真を知り合いの土器の修復家に見せたところ、「これの造形はまるでZガンダムみたいだ」と、もちろん中年の彼は少年のような目を輝かしていました。確かにそう言われるといわゆる火炎土器が初代ガンダムのように見えてくるから不思議です。もしかしたら縄文土器もサンライズアニメも同じような進化をしていたのかもしれません。

(2016,1,28)


第2号と縄文ZINE

なんだって1号を作るのは大変だ。何しろ最初だからイマイチ勝手も分からないし、慎重に、時間もかけて、そしてずいぶんと気負って作られる。もしその慎重さと気負いが「縄文ZINE」に見えなければ、それはそれでこちらの人間性の軽さが原因なんだと思う。
2号というのは比較的楽な立場だ。作る方としても慣れがあるし、気負いも慎重さも薄れ、時間もそれほどかけられない。まさに次男坊のように、のびのびと自由奔放に作られる。
人間でいえば、意外と長男より次男坊の方が大成するような気がする。自分の才能や能力に屈託がないからなんだと思う。縄文ZINEもそうなればいいなと思う。僕はといえば長男なのですが…。
縄文ZINE2号が今月1月20日頃から全国に配布されます。お近くの配布場所に届くのには若干のタイムラグがあると思います。なるべく1月中にはあらかた発送できればと思っています。見かけたらぜひ手に取ってみて、ほんの少しでも縄文時代に思いをはせてみてください。新しい企画も、1号から引き続きの企画も、訳のわからない企画も、まともな企画も、なんでも載ってます。

(2016,1,15)

あけましておめでとうございます

大晦日の夜、紅白歌合戦の裏で、縄文歌合戦をツイッター上でひっそりと行っていました。文字の無かった時代である縄文時代では「歌」というのは今よりも切実で特別なものだったんだと思います。@jomonzine
縄文時代の暦はどうなっていたのかは全くわかりませんが、1年というサイクルは概念としてあったと思います。今の1月1日とは限りませんが、彼らもやはり、1年の終わりを静かに過ごし1年の始まりを賑やかに祝ったのでは?とお正月に思い浮かべたりしていました。
新年明けましておめでとうございます。昨年8月に誰からも依頼されずに刊行された弊誌「縄文ZINE」ですが、たくさんの好意的なご意見をいただきました。ありがとうございました。大変勇気づけられました。雑誌としての今年の目標としては2号、3号、4号と続けていけたら良いと思っています。本年もどうぞよろしくお願いします。

(2016,1,3)

縄文ZINE、品薄です

縄文時代は栗やドングリなどを地面に穴を掘って貯蔵していたようです。入り口が狭く、中はフラスコ状に広くなっているタイプが多かったようです。今でいう床下収納のようなものでしょうか? さて縄文ZINE1号が品薄という告知です。そもそも品薄になってからいくつかのメディアに取り上げられ、読みたいと思っている方に届かない状態になってしまっているようです。大変申し訳ないです。ご面倒でも配置先に連絡をして在庫があるかどうか確かめていただいた方が確実かもしれませんが、無いものは無いのです。
(2015,12,17)

縄文ZINE2号、鋭意作成中です。

10月31日の夜。新宿で中の中くらいの映画を見て初台方面に帰宅する途中、甲州街道と平行に走る水道道路を歩いている時のことでした。後ろからパタパタという早歩きの音とともに「原チャだと白バイはゼッテー振り切れないんだよ、あいつらすげーから。でもPCは簡単だけどな」という声。久しぶりに絵に描いたような意気がったセリフだなと思い、振り向いて見てみると、不良という格好からは程遠いオタクっぽい真面目そうな若者が5、6人長いレンズを付けたカメラを手にして意気揚々と歩いていた。
歩調を少しゆるめ彼らをやりすごし、彼らの後ろ姿を眺めた。一体彼らはなんのグループなのだろう。
しばらく眺めてると彼らは早歩きから本格的に駆け出した。そのうち一人が比較的近くで立ち止まりカメラを三脚にセットし始めた。カメラは水道道路を向いている。水道道路は片側一車線のそれほど広くはない普通の東京の道路だ。その先ではまた別の一人が同じようにカメラをセットしている。さらにその先では3人まとめてカメラをセットしだした。さすがに不思議に思い僕は話しかけてみることにした。
「何を撮っているんですか?」
話しかけられた彼は、急に声をかけられたせいか若干緊張した感で答えを教えてくれた。
「あの、バスの上に出ている行き先表示が、今日で変わるんです。いままではロールの表示だったのが明日から全線電飾の表示になるんです」「それでみんな撮っているわけなんです」
僕は「へーなるほど」と気の抜けた返事をしてその場を後にした。バスの上に出ている行き先表示が変わるということの何が面白いんだかと思うのと同時に、いわゆる縄文好きも『こっちサイド』だなとも思った。
同じ頃渋谷駅周辺、『こっちサイド』ではなく『あっちサイド』では大仮装大会が開催されていて、無自覚無批判没個性集団という正確な意味でのロメロ的な『ゾンビ』がゾンビやスーパーマリオのメイクと格好をしてショッピングモールではなく渋谷のスクランブル交差点の前で群れをなしていた。とにかくすごい人数だ。戦っているわけではないけれどいまのところ勝ち目はない。
がんばれバスの表示、がんばれ縄文!

縄文ZINE2号、鋭意作成中です。
2015.11

縄文ZINE、増刷です

こんなに刷って大丈夫だろうか、これからは在庫の段ボールに囲まれて生活をおくるのか…と、おっかなびっくり刷り部数を決め、8月の後半に設置を始めた縄文ZINEですが、大変好評で各地からの問い合わせが相次ぎました。光のささない段ボールに囲まれた生活をおくるというディストピア幻想は杞憂に終わり、約一ヶ月で全ての在庫が無くなってしまいました。
それでも設置の要請は増え続けているので、いろいろ悩んだのですが、ガツンと増刷することにしました。やはり求められる以上は応えるべきだという発想です。
設置先のみなさま、縄文ZINE設置希望のみなさま、在庫がさみしくなりちょっと出し渋った時期はありましたが、いまはちゃんとお出しできますのでどうぞお気軽に声をお掛けください!


増刷分と初版分の見分け方は増刷分から2色ページの特色の色が少し明るくなっています。(ちょっと濃すぎたなという反省からです)
2015.10

中央線と縄文ZINE

中央線沿いのたくさんのお店に縄文ZINEは置いてある。いろいろな場所のいろいろなお店に声をかけ弊誌を置いてもらっているのだけど、中央線沿線ではほとんどのお店で快諾してもらっている。こう言ってはなんだけど、この優しさが人を堕落させるのだろう。
国分寺にある超山田堂(ちょやまだどう)というお店にも縄文ZINEは置いてある。ここは古くからある中央線文化を煮詰めた上に煮しめたような古本屋だ。誰かにとっての掘り出し物しかない中古レコード、CDと古本とおもちゃと、元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎の絵のTシャツが圧縮陳列されている。縄文ZINEを置きがてら縄文話をだらだらとして楽しい時間をすごさせていただいた。2200円のTシャツを買おうとして、細かいお金が無く、1万円札を出したところ、ちょっとおつりが無いと言われ、一緒に行った友人に千円札を借りて3000円で払おうとしたところ、やはりおつりが無いと言われた。ここは個人タクシーばりにおつりが無い店だ。国分寺に行くことがあれば超山田堂に行ってみて下さい。
高円寺に新しい人という古道具屋がある。このお店にも縄文ZINEは置いてある。新しい人のオーナーは小池さんで、このお店だけで通用する独自通貨「こい券」を発行している。そのありようはまるで現代アートのように現実への批評になっている。高円寺に行くことがあれば新しい人をぜひのぞいてみて下さい。

縄文時代はお金という概念の無かった時代だ。物々交換と貸し借りで1万年やってきた時代です。弊誌「縄文ZINE」はフリーペーパーです。
2015.9

レキシと縄文ZINE

レキシというバンドがある。日本の歴史のことだけを歌っているというコンセプチュアルというか、すこし変わっているバンドだ。だけど楽曲の素晴らしさと歌詞のポップさと曲ごとのゲストの豪華さと、本人(バンドと言ってもレキシは一人)のキャラクターの存在感で現在すこぶる人気のバンドだ。
レキシには「狩りから稲作へ」という縄文から弥生に移り変わる時代を描いた楽曲もあり、この曲はいまでは縄文好きのためのアンセムのようになっている。そもそも縄文を歌った歌などこの曲以外に存在しないのだから当然といえば当然だ。
かくゆう僕もラジオでこの曲を聴いて以来一発でファンになってしまい、何度もレキシを見にライブやフェスに足を運んでいる。
新代田FEVERという小さなライブハウスでレキシを見たとき(このライブハウスは上の階がスイミングスクールで、水泳帰りの小学生と迎えに来た若いお母さんと、バンドを見に来た変な服着たやつが入口でごっちゃになったうえ、ほんのりプールのカルキの匂いがするというなんだか変なライブハウスだ)レキシのすごさを感じた。なにしろ自由なのだ。即興も多いし脱線も多い。ゲストとのかけあいは楽しくてしょうがない。そして、これは本当にすごいことだとおもうんだけど、レキシは時間軸まで自由なのだ。現代から縄文、縄文から江戸時代、平安を経由して現代に、そこから戦国時代。たいていの人が歴史を扱うと、どこかお勉強のにおいがしてしまったり、間違えてはいけないという正直さに硬直してしまっていたり、なぜかその時代を神聖化して持ち上げてしまったり、どこかで軽やかさを失ってしまうものだと思うのだけど、レキシはそこからも自由なのだ。どこまでも軽やかに過去と現代を行き来して、びっくりするくらいに等身大の歴史を連れてくる。

たいへんおこがましいことではあるが、弊誌縄文ZINEはそのレキシの軽やかさをずいぶん参考にしている。
2015.9

続、縄文ZINE、好評です

縄文ZINEの設置が始まり1週間、ありがたいことに直後から各地からの問い合わせをいただき、いくつかの設置先を今回追加させていただきました。自治体や博物館からの設置希望も多く、日々配送に追われています。けっして真面目で品行方正な内容ばかりでない弊誌『縄文ZINE』なので、こんどこそなにかしらのお叱りをうけるかもしれないと首をすくめながらの梱包作業ですが…。そして、うれしいことに福島県の家具と家のショールーム「La Vida」さんから設置のご希望をいただき、これで(実は)ひとつの目標であった縄文時代の中心である東北の全県に設置先ができました。まだ広い県内に1、2ヵ所なので少ないことは少ないのですが、うれしいことはうれしいので、縄文ZINE、好評です。
2015.8.23

縄文ZINE、好評です

今週、8/18の週から縄文ZINEの設置が始まりました。まだ発送作業が終わっていない場所もあるので予定された設置場所に行き渡っていません。来週には完了したい所存です。お近くに設置場所が無い方もたくさんいらっしゃると思いますが、現在も配置場所は増えていますので、いつか皆さんのお近くのイカしたお店に置いてもらえたらいいなと編集部では前向きに考えています。
いまのところ、目立った苦情などは来ていないようです。ということは…好評です!
2015.8.18